さてさて、イライラの募った試合から早1日少しは落ち着いた心で振り返ってみました。
相手チームからしたら、今のフロンターレは、パスの出しどころのケンゴを押さえ、受け手のジュニを押さえればまずは、失点しません。得点は難しいとしても、勝ち点1は得られます。フロンタは勝ち点2を失う。
まさに、これが展開されてしまった大分戦。相手が1人減って、漸くケンゴに余裕ができたとはいえ、守備で、何度もミス。これも、大きな問題。前への意識が強すぎるせいでしょうか?現状のチーム状態、この試合での展開(相手は1人少ない)で、しかたないのかもしれませんが。
まぁ、この試合は攻撃的に行こう!(ツトさん!って超攻撃的!?)で、キクを1ボランチにしたのでしょうけれど、これはまだ早かったですね。パスしたら走ろうね、キク!
現状のフロンターレは、ボールは動くが人が全然動かないサッカー、となっているようです。以前にも書いたのですが、その時と状況は全然変わっていませんね。
対極というか、目指すべきものは?人もボールも動くムービングフットボール!あれっ、どこかで聞いたキャッチ!オシム爺さん、あるいは瓦斯。
でも、現在の世界のサッカーってみんなそこを、目指しているように思うのですが?
まぁ、ブラジルのようにどんどん才能が生まれ出てくるような国では、いろいろ戦術も選べるのでしょうが、そうそういかない場合は戦略としては、相手の隙をつく、そのために、ボールを動かし、人も動いていく(はず!^^;)
フロンターレそれを目指していたように思うのですが、残念ながらうまく行っていません。
守備は、最近はそこそこ出来ているので、このまま、あるレベルで頑張って欲しいところです。イガの手癖は佐原を受け継いだものなのでしょうかね?^^;
問題は決定力という話なのですが、これはまた別の話題です。(心配事の一番はメンタル面のような気がするのですが、これは現場に居なかったので、ナビ柏戦以降に書きたいと思います。)
ここでは、その前の課題というか、気になる部分です。それが、今シーズンの戦略、3トップ、その瓦解のツケかと思うのです。
・ 3トップの戦術をとったため、2列目からのボールは3人がターゲットになる。
・ ケンゴのパスもそこがターゲット
・ でも、ターゲット多く、かつ相手もマークも大勢
・ スペースが無い!
・ 前の3人は受けたボールを狭いエリアをパスでくぐるか、自分で切り開く
・ つまり、自分のところへボールをよこせ、となる
・ パスの出しどころが人狙いとなる
ということでループに入ってしまっているように感じます。
そして、これが、3トップのツケ=スペースが使えない!それどころかスペースを作れない、スペースって何?!^^;となっているように感じるのです。
その象徴的かつ典型的なシーン。
後半9分、ヤマが左サイドを上がり、少しゴールに近寄ってDFをかわして、ペナルティエリアの左隅に出来たスペースに短いバックパス。でも、そこに誰も走り込む者無し。最も近いところにいたのはマサ。でも、そこにパスが出てくることを思いもしなかったように動かず。。。。。残念!(マサがだめということではないですよ!チームとしてです)
ヤマの意識では、そこにはきっと誰か走って来てくれている!と思っていたはず。千葉の選手なら絶対にそうだった、と思う。ゴールが奪えたかどうかはわからないけど、千葉ならそういうことをしていたと思います。そしてそれがフロンターレにできなかった事が、本当に残念でなりません。
この出来たスペースを使う、その前にスペースを作るために動く、という行為が、全く出来ていないことが、3トップ戦術を柱としたチーム作りの1ケ月、そしてリーグ2試合の時間のツケが回ってきた、という妄想です。原点回帰の3-5-2に戻しても、この2ケ月の間に見につけてしまったクセ、走らないで過ごしてしまったことで目に見え出した体力不足(追記:ワンタッチで抜けるというような瞬発力、無駄走りも含めたスペースへの走りなど、試合で身に着く体力を付ける機会を減らしている、という意味です)、などなど、瓦解したシステムのツケがボディブローとして効いてきているように感じたわけです。
パスの出所が人になってしまったため、たまにスペースにパスが出ても、反応が遅い。一歩が出遅れていることは一目瞭然。走ることができないチームには勝利は無い。中断期間まで体力が持つことを祈ります。
チームとして原点であるシステムを生かすためにも、戦術の原点、技術の原点、気持ちの原点にもう一度謙虚に戻ってほしいと思います。
FWも、自ら突破することは必要ですが、自らスペースを作る!ということを再度練習してほしいです。この前のU-23の豊田(山形、今は怪我したみたいですね、早く治してください)の得点シーン!教科書に載せても良いほどの見事なプルアウェイ!いや驚きました。
ジュニもテセももう一度原点に戻ってほしいです。
MFには相手のスペースに走りこみ、自分たちのために使う、自らの危機を未然に防ぐことをいとわないで欲しい。ヤマ!今こそ君の力が、考えが、動きが必要だ。スペースとは!を示してくれ!左サイドに拘らず(ユースケとのサイドチェンジはわくわくしたよ!)駆け回ってスペースを作り、スペースに駆け込んでくれ!
色々思ってもサッカーするのは選手であり、チーム。まぁ、サポもチームの一員だと思っていますが、チームに届けたい言葉は、原点に戻ろう!がキーワードですね。
とにかく中断期間まで勝ち点15を取ること、これが残留への鍵だと思っています。
精一杯応援します!
でも、期待できることもあったと思います。
上にも書いたように、ヤマのセンスがチームに活気を与えられる可能性が見えたこと。
もうひとつは多くの異論があるかもしれませんが、ヒロキに変えてソフティを入れたことです。鉄人ヒロキを代えることは(怪我があったのなら、ごめんなさい。この1両日、ネット全然みてないのです。)、これまでの采配からは考えられないこと。キクの先発も含めて若手の経験値を上げる采配が見られたことはうれしいことです。
今年のフロンターレは居なくなったお●鹿な若者に注目が集まっていただけに、ようやくまともな若者に光を当てだしたことは希望としたいと思います。
もう書くのも疲れちゃったので、しばし休憩(えっ、まだ書くの!ってすんません!)。
頑張れ、若手、頑張れ中堅。フロンターレの未来は君たちが背負っている!よろしくね!
原点回帰、日々精進、With Supporters!!!!!
P.S.
ケンゴもマサも同じようなこと思ってるようですね。
素人妄想失礼しましたm(_ _)m
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